Redmineではチケットの進捗状況をガントチャートとして表示することができます。
このガントチャート、初期表示が当月1日からのため、前月末から月初めにまたがるチケットが非常に見づらくなります。
この記事では、Redmineのガントチャートの開始日を前月25日からに変更する方法を解説します。
筆者の環境
筆者のRedmine環境は以下の通りです。
- Windows OS
- Redmine version 5.0.0
- BitNamiのインストーラーを利用してRedmineをインストール
Linux環境の場合は適宜読み替えてください。
ガントチャート開始日の変更手順
ファイルの変更
変更するのは以下のファイルです。
C:\Bitnami\redmine-5.0.0-0\apps\redmine\htdocs\lib\redmine\helpers\gantt.rb
念のためバックアップを取ってから作業することをおすすめします。
前月を開始日に変更
66行目を変更します。
変更前
@month_from ||= User.current.today.month
@year_from ||= User.current.today.year
変更後
@month_from ||= User.current.today.month - 1
@year_from ||= User.current.today.year
if @month_from == 0
@month_from = 12
@year_from = @year_from - 1
end
開始日を25日に変更
80行目を変更します。
今回は25日に設定していますが、もちろん他の日にも設定可能です。
変更前
@date_from = Date.civil(@year_from, @month_from, 1)
変更後
@date_from = Date.civil(@year_from, @month_from, 25)
設定の反映
サービスまたはOSの再起動で設定を反映させます。
以下、Windowsでサービスを再起動する手順です。
①サービス管理画面を起動
Win + R キーでファイル名を指定して実行を呼び出し、「services.msc」と入力します。
②サービスの再起動
以下4つのサービスについて、右クリック→再起動を実行します。
- redmineApache
- redmineMariaDB
- redminThin1(managed by WinServ)
- redmineThin2(managed by WinServ)
ガントチャートが前月25日から表示されるようになりました。
ガントチャートの開始日を変更したい場合は試してみてください。
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